パソコン(PC)遠隔操作事件で東京高裁(三好幹夫裁判長)は4日、威力業務妨害などの罪に問われた元IT関連会社社員片山祐輔被告(31)の保釈を認める決定をした。直後に検察の申し立てが認められ、保釈はされなかった。
2月に東京地裁が弁護側の保釈申請を却下していた。高裁が4日これを取り消したため、検察が不服として特別抗告と保釈の執行停止申し立てをした。
保釈保証金は1千万円で即日納付された。
昨年2月の逮捕から約1年1カ月間、勾留が続いていた。片山被告は当初から「身に覚えがない」と訴え、東京地裁で先月開かれた初公判で「保釈申請を認めてほしい」と求めていた。
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