22日からTPP閣僚会合
【シンガポール共同】日本や米国など12カ国による環太平洋連携協定(TPP)交渉の閣僚会合が22日、シンガポールで開幕する。最終日の25日までに、関税や知的財産などの難航分野で依然として残る各国の主張の隔たりを政治判断で埋め、共同声明で「大筋合意」を宣言できるかどうかが焦点となる。
日本から出席する甘利明TPP担当相は21日夜、現地で記者会見し、大筋合意の「ハードルは高い」と述べ、交渉長期化の「リスクがある」と懸念を示した。
米国との関税協議で農産品に関する譲歩案を示していないことを明らかにし、「米国との距離感は縮まっていない」と説明した。
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