群馬県藤岡市の関越自動車道で乗客7人が死亡した高速ツアーバス事故で、自動車運転過失致死傷罪などに問われた運転手の河野化山被告(45)に、前橋地裁(高山光明裁判長)は25日、懲役9年6月、罰金200万円(求刑懲役10年、罰金200万円)の判決を言い渡した。
事故後に睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断された河野被告が、運転中に眠気を感じていたかどうかが公判の最大の争点だった。
検察側は、急加速や減速を繰り返していたことなどから事故20分前に眠気を感じたのに、運転を続けた過失があると指摘。弁護側は「緊張して運転したが、SASの影響で突然眠りに陥った」と反論。
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