新たな万能細胞とされるSTAP細胞の論文に疑義が指摘されている問題で、共著者の若山照彦・山梨大教授が過去に理化学研究所の小保方晴子・研究ユニットリーダーに「STAP幹細胞」の作製を頼んだところ、依頼したものとは違うマウスから作った細胞を渡されていたことが25日、理研への取材で分かった。
若山教授は「この細胞は論文には含まれていない」としながらも、論文に掲載した細胞についても不信感を強めているという。若山氏から報告を受けた理研発生・再生科学総合研究センターの竹市雅俊センター長は「詳細な検証を若山氏と協力して進める」とコメントした。
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