台湾、放水銃で学生ら強制排除
【台北共同】台湾の警察当局は24日未明、台北市の行政院(内閣)の敷地になだれ込んだ約千人の学生らの強制排除に乗り出した。機動隊員ら2千人超を投入、放水銃なども使い早朝までに鎮圧し、30人超を逮捕した。警察によると、双方の計100人以上が負傷した。
突入したのは、台湾が中国と昨年結んだ「サービス貿易協定」の承認を防ぐため、18日から立法院(国会)の議場を占拠している学生らの一部。馬英九総統が直接対話に応じない姿勢を示したことに反発し、議場占拠を率いたグループから分裂、行政院になだれ込んだようだ。
学生らは「馬政権が密室で決めた中国に有利な協定」と主張。
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