【ワシントン、ブリュッセル共同】オバマ米大統領は20日、ホワイトハウスでウクライナ情勢に関する声明を発表し、ウクライナ南部クリミアの編入を進めるロシアへの追加制裁策を明らかにした。新たに政府高官ら20人の資産を凍結、同高官らに金融サービスを提供した銀行も制裁対象とした。EUも同日、ブリュッセルで首脳会議を開き、対ロ制裁を強化。ロシアは報復制裁を発動し、双方の制裁合戦に発展した。
オバマ氏はロシアが事態を悪化させた場合、ロシアの主要産業への制裁を可能にする大統領令に署名したことも表明。これが発動されれば世界経済に影響が出る可能性もあるとロシアに警告した。
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