京都府福知山市の花火大会の露店爆発事故で、見物客3人を死亡、48人を負傷させたとして業務上過失致死傷罪に問われたベビーカステラの露店主渡辺良平被告(39)に、京都地裁は27日、求刑通り禁錮5年の判決を言い渡した。
裁判長は「安全をないがしろにし、大惨事を招いた。上限となる刑期が相当だ」と指摘した。弁護側は控訴しない方針。
判決によると、渡辺被告は昨年8月15日夜、発電機にガソリンを給油しようと高温、高圧になった携行缶のふたを漫然と開け、ガソリンを噴出させて事故を起こし、小学5年の山名空君=当時(10)=ら51人を死傷させた。
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