政府は27日の関係省庁連絡会議で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産の候補として、山車や屋台が街を巡る全国18府県32件の祭りを「山・鉾・屋台行事」の名称で一括提案することを正式決定した。31日までにユネスコに関係書類を提出し、2015年秋ごろの政府間委員会で登録を目指す。
ユネスコは近年の審査件数増に伴い、各国からの提案を原則年1件に絞り込むよう要請。これを受け政府は、共通の特徴がある祭りとして、既に無形文化遺産に登録されている「京都祇園祭の山鉾行事」(京都)など2件に「高山祭の屋台行事」(岐阜)など30件を追加する方式を選んだ。
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