「氷点」執筆の舞台裏紹介
「綾子、数日前から長編に着手。努めて雑用をさせないことにする。協力、協力」
作家の三浦綾子さん(1922~99年)が代表作「氷点」を執筆する様子を、夫光世さん(89)が記録した日記が4月下旬から、北海道旭川市にある三浦綾子記念文学館で初めて公開される。
日記の一部は4月21日発売の三浦綾子さんのエッセー集「ごめんなさいといえる」(小学館)にも収録される。氷点の題名を光世さんが発案し、綾子さんが「素晴らしい題です。さすがはあなたです」と褒めるエピソードや、風邪を押して執筆に取り組む様子が温かい視線でつづられている。
記念文学館での展示は4月25日から。
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