クリミア編入を「完了」
【モスクワ、ブリュッセル共同】ロシアのプーチン大統領は21日、ウクライナから独立を宣言したクリミアをロシアに編入する条約の批准書と関係法案に署名した。連邦の構成を変える憲法修正を残しているが、大統領は「法的手続きが完了した」と表明した。
ロシア上院は同日、これに先立ちクリミア編入条約を批准。欧米はクリミア編入を国際法違反として制裁を拡大している。ロシアが既成事実化を急いだことで、対立はさらに先鋭化するとみられる。
欧州連合(EU)は20日、ブリュッセルで開いた首脳会議で制裁強化を決めた。制裁対象はロシアのロゴジン副首相やグラジエフ大統領府顧問ら33人。
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