東京都の猪瀬直樹前知事(67)が2012年12月の知事選前に徳洲会グループから5千万円を受け取った問題で、東京地検特捜部が猪瀬氏の関係先を家宅捜索したことが22日、関係者への取材で分かった。
猪瀬氏はこれまで「個人的な借金」と釈明。徳田虎雄前徳洲会理事長(76)は特捜部の任意聴取に「選挙に使ってもらうためのお金として貸した」と説明し、主張が食い違っている。
選挙資金であれば選挙運動費用収支報告書に記入する義務があるが、5千万円の記載はなかった。特捜部は公選法に抵触する可能性もあるとみて捜査を進めている。
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