内閣府が22日付で発表した「社会意識に関する世論調査」によると、現在の日本で悪い方向に向かっている分野(複数回答)に「外交」を挙げた人が38・4%に上りトップだった。良い方向に向かっている分野(同)では「医療・福祉」、「科学技術」に続く3位の「景気」が22・0%で、2013年の前回調査11・0%から倍増したのが際立った。
「悪い方向」で「外交」がトップとなったのは、設問が同じ1998年以降初めて。安倍晋三首相の靖国神社参拝でぎくしゃくした日米関係や、沖縄県・尖閣諸島、島根県・竹島をめぐる中韓両国とのあつれきが影響したとみられる。
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