Jリーグ初の無観客、浦和は分け
浦和サポーターが差別的な横断幕を掲げた問題への処分でサッカーのJリーグで初の無観客試合となったJ1の浦和―清水が23日、さいたま市の埼玉スタジアムで行われ、1―1で引き分けた。普段はJリーグで最も熱狂的なサポーターが詰め掛ける約6万人収容の競技場は静まり返り、選手や監督の声とボールを蹴る音だけが響きわたった。
開始2時間前には浦和の選手がピッチに並び、主将の阿部勇樹選手が「差別撲滅宣言」を読み上げた。試合は報道陣だけが見守り、選手紹介や入場時の音楽などの演出はなかった。前半19分に清水が先制した場面でもゴールのアナウンスはされなかった。
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