窃盗・誤認逮捕の男性が国賠請求
大阪府警北堺署が窃盗事件で無関係の男性を誤認逮捕した問題で、違法な捜査や85日間の不当勾留で損害を受けたとして、男性が18日、国と大阪府に対し、計約1180万円の賠償を求め、大阪地裁に提訴した。
事件は昨年1月に起き、堺市でガソリンや給油用カードが盗まれた。男性は同4月に逮捕されたが、アリバイは弁護人の指摘で同7月になり初めて判明。真犯人は逮捕されておらず、事件は未解決となっている。
訴状によると、北堺署が(1)現場の防犯カメラや給油記録の時刻の確認(2)犯行前後の証拠収集(3)供述の裏付け―といった初歩的な捜査を怠った結果、男性を容疑者と断定。
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