沈没船船長ら4人、殺人で起訴か
【木浦(韓国南西部)共同】韓国の旅客船セウォル号沈没事故で、韓国検察は15日、既に遺棄致死容疑などで逮捕されたイ・ジュンソク船長ら4人を、乗客を残して逃げ死なせた行為について殺人罪などで起訴した。
船長らは乗客らに船内で待機するよう指示し、脱出できない状況にして船から逃げた。捜査本部は救護措置を取らなければ乗客らが溺死することを認識し、死んでも構わないとの「未必の故意」があったと判断した。
関係者によると、船長らは救護措置を取らなかった理由について「自分が生き残らなければならないとの考えしかなかった」と供述した。
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