JR北海道を検査妨害容疑で捜索
JR北海道がレール検査の数値を改ざんして国土交通省の監査を妨害したなどとして、北海道警は12日、鉄道事業法違反(虚偽報告、検査妨害)などの容疑で同社本社(札幌市中央区)を含む計5カ所を家宅捜索した。
事業改善命令やJR会社法に基づく初の監督命令を経て、監督官庁による異例の告発に至った検査数値改ざん事件。強制捜査に踏み切った道警は関係者の事情聴取を進め、容疑者の特定とともに改ざんの全容解明を目指す。
JR北海道の社内調査では、告発対象の改ざんに関わった社員は14人とされ、道警は、14人を含む関係者から事情を聴き、上層部の関与の有無を含め調べを進める。
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