2万年前、国内最古の貝製道具
沖縄県立博物館・美術館(那覇市)は15日、同県南城市のサキタリ洞遺跡から、石器に代わる鋭利な貝製の道具や装飾品が出土し、年代測定の結果、国内最古となる2万3千~2万年前(後期旧石器時代)のものだと発表した。
国内では縄文時代(約1万数千~二千数百年前)の貝製品は出土しているが、旧石器時代の遺跡から見つかるのは初めて。鋭利な道具に加工しやすい石が少ない沖縄ではこの時代の石器はほとんど見つかっておらず、博物館は今回の新たな道具の発見を「旧石器文化を解明する上で貴重な発見」としている。
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