尖閣衝突で中国人船長に賠償提訴
沖縄県・尖閣諸島付近で2010年、中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件で、日本政府は12日、中国人船長(44)=福建省=に、巡視船の修理費など1429万円の損害賠償を求め、那覇地裁に提訴した。海上保安庁は同日、事件の映像を公開した。
訴状などによると、船長は10年9月7日、尖閣付近の日本の領海内で操業。警告した巡視船「よなくに」「みずき」に漁船で体当たりし、船体の外板や手すりを損傷させたとしている。
11年2月以降、11回にわたり船長個人に修理費を請求したが回答がなく、今月20日で請求権の時効を迎えるため、提訴に踏み切った。
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