【ワシントン共同】米上院は12日、連邦政府の借り入れが来年3月まで可能となるよう債務の法定上限を引き上げる法案を55対43の賛成多数で可決した。11日に下院を通過しており、オバマ大統領の署名で法が成立。米国債のデフォルト(債務不履行)危機は回避される。
世界の金融市場をたびたび混乱させた米債務上限問題は、11月の中間選挙を踏まえた来年の新議会招集後まで先送り。議会は2015年9月末までの予算の大枠を確保しており、昨年10月に政府機関の一部閉鎖を招いた財政をめぐる議会対立はひとまず収束する。
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