【ワシントン共同】訪米中の甘利明・環太平洋連携協定(TPP)担当相は15日、フロマン米通商代表と会談した。農業の重要5項目の関税撤廃をめぐる主張で双方に依然開きがあり、具体的な進展はみられなかった。
両閣僚は米通商代表部(USTR)で約2時間半にわたり協議した。会談後に共同で声明を発表、農産物の関税撤廃については「両国の立場の隔たりを狭めることの重要性について合意した」と指摘。米側の関心が高い日本の自動車市場開放に関しては「いまだに立場の隔たりが残されている」と強調した。
双方は22日からシンガポールで開かれる閣僚会合で、妥結に向け協力することを確認。
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