北朝鮮、兵器輸送に国際組織網
【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会で、制裁違反を調べる専門家パネルの年次報告書が12日までにまとまった。パナマが拿捕した北朝鮮貨物船から大量の兵器が見つかった事件の背後に、中国やシンガポールに拠点を置く複数の企業の関与があるとし「制裁逃れを目的とした(国際)組織網」の存在がうかがえると明記した。
年次報告書は本文59ページ。それによると、パナマで拿捕された清川江号は運航費用の支払いに当たり、シンガポールにある企業「チンポウシッピング」を経由していた。同社の所在地はシンガポールの北朝鮮大使館と同じだった。
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