世界文化遺産登録を目指す群馬県富岡市の富岡製糸場で、大雪のため建物の屋根が崩落するなど計4棟が全半壊、職員1人が軽傷を負うなどの被害が17日までに確認された。
富岡製糸場によると、15日午前、大正時代に建てられた、乾燥場という建物の屋根が雪の重みで崩れ落ち、中にいた60代の男性嘱託職員が頭に軽傷を負った。また、16日には1872年の創業時から残る、国重要文化財の東繭倉庫の屋根瓦が数枚落下しているのが発見された。
製糸場は21日まで臨時休場し、一般客の見学を中止する。
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