昨年8月に米空軍ヘリコプターが墜落した米軍基地キャンプ・ハンセン(沖縄県宜野座村など)で、墜落現場周辺の土壌から基準値を超えるヒ素など数種類の有害物質が検出されたことが11日、県への取材で分かった。米軍が実施した環境調査の報告書に記し、沖縄防衛局を通じて県に提出した。
米軍側はヘリが墜落、炎上した影響とみているが「汚染は深刻ではない」と説明、1月末から現場周辺50平方メートルの表土を取り除く作業をしている。墜落現場近くには住民用の飲料水を取る大川ダムがあるが、宜野座村は事故後から取水を停止している。
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