書道を中心とした公募展「全日展」が、全国で少なくとも13県の知事賞を授与できなかったとして、県に返還していたことが15日、共同通信の取材で分かった。受賞対象者を「架空の人物」と認めたケースも含まれており、各県の担当者からは「選考過程は極めて不自然」との声が上がっている。
全日展を主催する「全日展書法会」(東京)は各県に対し、「賞状を送ったが宛先不明で届かない」「いたずらで応募があった」などと連絡したり、賞状を返還したりした。
各県が、過去の受賞者が架空ではないかとの指摘を受け、調査していた。
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