代作問題「ヒロシマ」当初は別名
広島市出身で被爆2世の作曲家佐村河内守さん(50)の楽曲を桐朋学園大非常勤講師の新垣隆さん(43)が代作していた問題で、被爆者への思いを込めて作ったとされる「交響曲第1番 HIROSHIMA」が、当初は別の作品名「交響曲第1番 現代典礼」だったことが、7日までに分かった。
新垣さんによると、「現代典礼」は佐村河内さんから「オーケストラの作品を1年間で作ってほしい」と依頼されて作曲。その際「後世にのこる芸術的価値のみを追求」との指示書も渡された。
新垣さんは「数年後にその作品が『HIROSHIMA』のタイトルで発表されると聞いて大変驚いた」と明かした。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。