化学・合繊大手の2013年4~12月期連結決算が6日、出そろった。円安進行で海外事業の採算が上向いたほか、国内の景気回復も追い風となり、5社の純損益が前年同期に比べて改善した。三井化学は、設備の停止など事業再構築に絡む特別損失を計上した結果、184億円の純損失を出した。
最大手の三菱ケミカルホールディングスは、売上高が7・6%増の2兆4815億円、純利益が約4倍の373億円と増収増益だった。住友化学は、純損益が245億円の黒字に転換した。
旭化成は、住宅販売が低金利を背景に好調で、売上高、純利益とも過去最高を記録した。建材事業も伸びた。
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