JR北海道がレールの検査数値を改ざんし特別保安監査を妨害したとして、国土交通省が10日にも鉄道事業法違反などの疑いで、法人としての同社を北海道警に刑事告発する方針を固めたことが8日、同省関係者への取材で分かった。運輸安全委員会も事故調査を妨げたとして、同委員会設置法違反容疑で告発する。
鉄道会社がこれらの法律違反で告発されるのは初めて。同省は改ざんに関与した社員を特定せず、容疑者不詳として告発する。
鉄道事業法は、鉄道会社が監査などで妨害や虚偽報告をした場合、100万円以下の罰金を科すと規定している。
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