【シドニー共同】ニュージーランド外務貿易省は10日、南極海で活動する日本の調査捕鯨船団の船がニュージーランドの排他的経済水域(EEZ)に入ったとして、野川保晶駐ニュージーランド大使を呼び、「深い失望」を表明したことを明らかにした。
ニュージーランドは反捕鯨国。マカリー外相は9日夜、EEZへの進入について「極めて無礼だ」などと日本側を批判する声明を発表。
マカリー氏は、EEZへの進入は法的には問題はないとしながらも、捕鯨に強く反対する立場から「(進入を)歓迎しない」との意向を事前に日本側へ伝えていたと指摘した。
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