牛肉の2013年の輸入量は、米国産が前年比41・0%増の18万6028トンと大きく伸びたことが8日、農林水産省の調査で分かった。オーストラリア産は首位を守ったものの、10・1%減の28万6546トンと4年連続で前年実績を割り込み、2位の米国との差が一気に縮まった。
日本人好みとされる米国産の牛肉が市場に多く出回ることで食卓に変化が出そうだ。日本市場を狙う米国とオーストラリアの攻防が激しさを増し、日本の重要農産物の関税が焦点となっている環太平洋連携協定(TPP)などの交渉に影響を与える可能性もある。
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