JR北海道を週内に強制捜査
JR北海道がレールの検査数値を改ざんし監査を妨害したなどとして、国土交通省は10日、鉄道事業法違反の疑いで、法人としての同社を北海道警に告発した。道警は告発状を受理、週内に札幌市の本社を家宅捜索するなど、強制捜査に乗り出す方針を固めた。
運輸安全委員会も事故調査に対し虚偽の報告をしたとして、同委員会設置法違反容疑で告発した。国交省や安全委がこれらの法律違反で鉄道会社を告発するのは初めて。公共交通機関への信頼を揺るがした不祥事は、刑事事件へ発展する。
組織としての刑事責任を問うべきだと判断した一方、関わった元社員ら個人は特定せず、容疑者不詳として告発した。
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