奈良・纒向遺跡に4棟目建物跡
奈良県桜井市の纒向遺跡で「卑弥呼の宮殿」ともいわれる3棟の大型建物群(3世紀前半)の東側から、新たに建物跡が見つかり、同市教育委員会が6日、発表した。
3棟はJR桜井線の西側にあったが、今回は初めて東側を発掘。調査した市纒向学研究センターの森暢郎研究員は「4棟は同じ時期に共存していた可能性が高く、大型建物群はより東に広がっていたのだろう」とみている。
2009年に見つかり、3世紀前半としては国内最大の高床式建物跡(推定床面積約238平方メートル)など計3棟は、東西に向きをそろえて一列に並んでいた。今回の建物も約36メートル離れていたが、延長線上にあった。
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