右翼活動家野村氏の自殺たたえる
NHK経営委員の長谷川三千子・埼玉大名誉教授が昨年10月、1993年に朝日新聞東京本社(東京・築地)内で拳銃自殺した右翼活動家の野村秋介氏=当時(58)=をたたえる文章を寄せていたことが5日、分かった。
昨年12月に長谷川氏が経営委員に就任する前の文章だが、NHKの最高意思決定機関の委員としての資質をめぐり、今後議論を呼びそうだ。文書は野村氏の没後20年追悼パンフレットに掲載。
長谷川氏は文章中で「人間が自らの命をもつて神と対話することができるなどといふことを露ほども信じてゐない連中の目の前で、野村秋介は神にその死をささげたのである」などとつづった。
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