オウム真理教元幹部平田信被告(48)の裁判員裁判で東京地裁は5日、1995年3月の地下鉄サリン事件で散布役だった元幹部小池(旧姓林)泰男死刑囚(56)の証人尋問を実施した。小池死刑囚は「平田被告には地下鉄事件の計画を伝えていない」と証言した。
平田被告は公証役場事務長拉致、マンション爆発、教団施設への火炎瓶投げ込みの計3事件で起訴された。検察側は、地下鉄事件前夜の爆発事件、火炎瓶事件は、捜査を混乱させるための自作自演としている。
小池死刑囚は逮捕まで1年半以上逃亡を続け、捜査関係者によると、95年8月には逃亡先の名古屋市で平田被告と会っていたとされる。
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