ベアが焦点、春闘の論戦本格化
経団連の米倉弘昌会長と連合の神津里季生事務局長が5日午前、東京都内で会談、2014年春闘の論戦が本格化した。デフレ脱却と同時に4月の消費税増税を控え、景気の腰折れを防ぎたい政府が企業に強く賃上げを要請。連合は5年ぶりにベースアップ(ベア)を要求し経団連も春闘指針でベアを容認したが、慎重な企業が多く、厳しい攻防が予想される。
米倉会長は「企業の業績改善が投資拡大や雇用創出、賃金引き上げにつながり、経済の好循環となるよう努力する」と表明。
神津事務局長は「月例賃金(月給)は働く者のあすへの信頼の証だ。こだわっていく」と述べた。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。