ベトナムの中国人多数が一斉帰国
【憑祥共同】南シナ海での中国による石油掘削作業に端を発した反中暴動がベトナム各地で発生したことを受け、ベトナムで働いている多数の中国人が避難のために一斉帰国し始めたことが16日、分かった。ベトナムに隣接する中国広西チワン族自治区の入国管理当局者が明らかにした。
またベトナムにある多くの中国系企業が、工場を一時閉鎖して従業員を帰国させ始めたことも判明。中国とベトナムの関係悪化は、両国経済に多大な影響を与えることが確実となった。
入管当局は帰国した正確な人数は把握していないが、同自治区憑祥市にある国境だけで1万人以上が帰国したとみられるという。
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