【ハノイ共同】南シナ海での中国の石油掘削作業をめぐり反中デモが続くベトナムで、北部タインホア省の工業団地でも16日、数千人規模のデモがあった。国営メディアが伝えた。デモには台湾系企業の工場労働者が参加。破壊や暴力行為はなかったという。
インターネットでは、18日に全国各地でデモを実施しようとの呼び掛けが広がっており、当局は警戒を強めている。
ベトナムのグエン・タン・ズン首相は、21~23日、国際会議出席のためフィリピンを訪問、同国のアキノ大統領とも会談予定。フィリピンはベトナムと同様に中国と領有権問題を抱えており、対中連携を強化するとみられる。
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