東証1部上場企業の2014年3月期決算の純利益が、合計で24兆円を超え過去最高となったことが16日、分かった。米国発の金融危機で世界経済が減速したリーマン・ショック前の08年3月期を大幅に上回った。円安の恩恵が自動車や電機メーカーなどに及んだ。消費税増税前の駆け込み購入は多くの業種の利益を押し上げた。
企業業績の回復が鮮明となったが、15年3月期は横ばいを見込む。賃上げや投資の増加を通じて家庭や中小企業に利益が広がるか、業績の動向が注目される。
SMBC日興証券が、3月期決算企業1370社のうち、1353社(全体の98・8%)の結果を集計した。
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