沈没船「積めるだけ積め」と指示
【ソウル共同】韓国の旅客船セウォル号の沈没事故で、運航会社、清海鎮海運の物流担当者が出港前、コンテナや車両を運び込む荷役業者の作業員に、「荷を積めるだけ積め」と指示し、荷の固定も手を抜くよう直接指導していたことが17日までの検察の調べで分かった。
セウォル号は改造で重心が上がっていたことに加え、規定の約2倍の重さとなる約2100トンの荷を積載。規定通りの固定もしなかったため、急旋回で荷が片方に崩れ、転覆したとみられている。
検察は既に業務上過失致死容疑などで同社の物流担当次長キム・ジョンス容疑者(44)らを逮捕している。
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