岸田外相、中国軍拡をけん制
【ミュンヘン共同】岸田文雄外相はドイツで開催中の「ミュンヘン安全保障会議」で1日午後(日本時間同日夜)に演説し、アジアの安保情勢について「軍事費の伸びが大きい」として不安定化の懸念を表明、中国の軍備拡張をけん制した。「法の支配」に基づく海洋秩序の強化などで欧米との連携を訴えた。勢力圏拡大を図る中国への包囲網構築が狙いだ。
日米同盟をアジアの「平和と安全の礎」と位置付け強化を目指すほか、東南アジア諸国連合(ASEAN)やインドなどと安保分野で意思疎通を緊密化する考えを強調した。
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