冷凍食品農薬混入事件で、農薬が検出されたアクリフーズ群馬工場(群馬県大泉町)の製造ラインには、人目に付かない死角が複数あることが28日、工場関係者への取材で分かった。
偽計業務妨害容疑で逮捕された工場契約社員阿部利樹容疑者(49)は、担当のライン以外にも出入りする姿がたびたび目撃されていた。群馬県警はこうした死角を利用し、周囲に気付かれないように農薬「マラチオン」を製品に混入した可能性があるとみて、工場内の構造を詳しく調べる。
逮捕容疑となったのは4製品で、ピザ、コロッケ、フライの各ラインで製造された。
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