アクリフーズ群馬工場(群馬県大泉町)の冷凍食品に農薬「マラチオン」が混入された事件で、偽計業務妨害の疑いで逮捕された工場契約社員阿部利樹容疑者(49)が「自宅にたまたまあった農薬を使った」と説明していることが30日、接見した弁護士への取材で分かった。
捜査関係者によると、群馬県警の家宅捜索ではマラチオンは見つかっておらず、逮捕前に処分した疑いがある。工場への持ち込みや、食品への混入方法も調べている。
混入したのはマラチオンを有機溶剤で希釈した市販品とみられ、ホームセンターなどで誰でも購入できる。
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