冷たい海好む魚の漁獲減
過去約40年間に日本周辺を含む世界の主要漁場で、冷たい海を好む魚の漁獲が減り、温かい海の魚の漁獲が増えているとの解析結果を、カナダ・ブリティッシュコロンビア大のグループが28日までにまとめた。
日本近海でもブリなどの分布域が変化していることが分かった。地球温暖化に伴う海水温の上昇で魚の分布が北極、南極側に移ったためとみられ、グループは「温暖化による漁業への影響が世界規模で見え始めていることが明確になった」としている。
低緯度の海では取れる魚が減る可能性が高く、周辺国の食料事情悪化が懸念されるという。
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