トヨタ自動車の2014年3月期連結営業利益が08年3月期の2兆2703億円を上回り、過去最高を更新する公算が大きくなったことが29日分かった。
外国為替市場の円相場がトヨタ想定の年間平均1ドル=97円を超える円安基調で推移。対ドルで1円円安が進むと営業利益が400億円増えるため、輸出の採算が改善して利益を押し上げる。コスト削減や販売台数の増加も寄与し、市場では連結営業利益が最終的に2兆4千億円から2兆5千億円程度に達するとの見方が多い。
トヨタの業績の好影響が大手だけではなく中小企業にまで波及していくかどうかが今後の焦点となりそうだ。
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