国土交通省は29日、4月の消費税増税に伴う全国各地のタクシーの初乗り運賃改定に関して、10円単位を基本に値上げを認めると発表した。値上げ幅は消費税率が5%から8%に上がるのに合わせて約2・86%。現金払いの乗客に配慮して10円未満の端数は四捨五入する。東京23区の場合、現在710円の初乗り運賃の上限は730円に上がる計算となる。
JRや私鉄各社も増税後の運賃値上げを国交省に申請しており、ICカードが普及している首都圏などを除き、多くの地域では10円刻みで値上げされる見込み。各地のバス運賃も多くが値上がりする見通し。
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