石巻3人殺傷で元少年二審も死刑
宮城県石巻市で2010年、女性2人が死亡、男性1人が重傷を負った3人殺傷事件で殺人罪などに問われ、一審仙台地裁で少年事件の裁判員裁判としては全国初の死刑判決を受けた元少年の被告(22)の控訴審判決で、仙台高裁は31日、一審判決を支持、弁護側の控訴を棄却した。
少年事件で強まっていた厳罰化の流れに則した判断となった。飯渕進裁判長は量刑の理由を朗読した後、主文を言い渡した。
判決理由で、裁判長は被告が女性2人を刺した際には強固な殺意があったと認定した。
弁護側は「殺害は衝動的。更生の可能性もある」と死刑回避を主張。検察側は計画的犯行として控訴棄却を求めた。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。