不正アクセスやUSBメモリーの紛失などで2012年に2357件の個人情報漏えいがあったことが30日、NPO法人「日本ネットワークセキュリティ協会」(東京)の集計で分かった。比較データがある05年以降最多。
個人情報は計約972万人分で、協会が独自に算定した想定損害賠償総額は約2132億円。協会は、12年の1年間に企業や官公庁、自治体が公表したケースや報道記事を基に集計した。
1件当たりの人数が最も多かったのは、スマートフォンのアプリ設定ミスから利用者約76万人の電話帳データなどが漏えいしたケース。業種別では、金融業・保険業が1094件と最多。
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