ナンバー2の九重理事が落選
公益財団法人に移行した日本相撲協会は31日、東京・両国国技館で新法人の理事候補を決める選挙を行い、97人の全親方による投票で、協会ナンバー2の事業部長を務める現職理事の九重親方(元横綱千代の富士)が落選した。事業部長が選挙で落選するのは旧法人時代を含めて初めて。
現役時代に「ウルフ」の愛称で親しまれた九重親方は史上2位の優勝31回を誇り、国民栄誉賞にも輝いた角界の顔。新法人の船出に際し、親方としての実務経験も豊富な重鎮の落選で、協会運営への影響が懸念される。
理事候補には定員10人(外部理事を除く)に対し11人が立候補した。
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