【ジュネーブ共同】シリア内戦の政治的解決を目指し、ジュネーブで1月24日から行われていたアサド政権と反体制派の初の協議は31日、具体的な成果を挙げられないまま終了した。仲介役の国連とアラブ連盟合同のシリア特別代表ブラヒミ氏によると、2月10日に再開する見通し。ただ政権側代表団は日程について持ち帰るとしている。
終了後に記者会見したブラヒミ氏は「両者の隔たりはなお大きいが、共通点も少し見られた」と総括、危機打開に向けた議論は「進展が非常に遅く」難航したとした。この後、米国のケリー国務長官とロシアのラブロフ外相とドイツ・ミュンヘンで会談することも述べた。
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