JR北海道のレール検査数値を改ざんし特別保安監査を妨害したとして、国土交通省が2月中にも鉄道事業法違反の疑いで、元社員ら数人を北海道警に刑事告発する方針を固めたことが29日、政府関係者への取材で分かった。
昨年9月19日にJR函館線大沼駅構内で起きた貨物列車脱線事故を調べている運輸安全委員会も、改ざんした資料を提出され調査を妨害されたとして、同委員会設置法違反容疑での告発を検討している。
関係者によると、告発の対象は、貨物列車脱線事故の直後、現場のレール幅の異常が直近の計測では39ミリだったのに、25ミリと書き換えた大沼保線管理室の担当者(当時)ら。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。