ウクライナ、デモ規制法撤廃合意
【モスクワ共同】反政権デモ激化で政治危機が深刻さを増すウクライナのヤヌコビッチ大統領と野党3党党首らは27日夜、デモ規制のため政権側が今月成立させた法律の撤廃で合意した。大統領府が発表した。
事態沈静化に向け、大統領が大幅な譲歩を余儀なくされた。一方で、野党側は大統領が提案した入閣は拒否。連立による事態収拾には失敗したが、双方は協議を継続する。
デモ規制の新法撤廃は、大統領と野党の直接協議で初の実質的合意。首都キエフや反政権色が強い西部だけでなく、自身が地盤とする東部でも反政権運動が広がり、大統領は苦しい立場に立たされている。
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